
「もう1回してみましょうか」
これは、レッスンで私がよく言うことです。
私は、1つ1つのエクササイズに於いて
1往復したら次、という進み方はしていません。
中途半端にエクササイズのポイントと動きを理解した、
では意味がないのです。
あ!分かった!という閃きに近い
納得感がクライアントにないと
そのレッスンには意味がないと思っています。
極論ですが
エクササイズには全部で6種類ありますが、
クライアントが1つ目のエクササイズで
腹落ちしていないのであれば
それのみに徹しても良いとさえ思っています。
エクササイズの上辺だけを100回繰り返しても
真の上達も結果もついてこないのです。
亀の歩みに思えても、1つ1つを丁寧にさらう事の方が
確実に、土台がしっかりした結果を生み出します。
これは、私がバイオリンで培ってきた確信です。
小さな子供は、ある程度は感覚で覚えられますが
(と言うか、感覚が命かもしれません)
大人に子供と同じ教え方はNGです。
理屈を頭に入れ、反復で筋肉に記憶させる。
曖昧な感覚でしか掴んでいないか、
しっかり理解してモノにしているか、
の見極めは、あらゆる角度から判断します。
(声、表情、動きのスムーズさ等)
AMELKISが目指すことは
「なんか出来てるような気がする」
ではなく
「気付いたら本当に上達していた」
という確信です。